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2005年11月 8日

魍魎の匣

京極夏彦氏の第二作「魍魎の匣」です。話は悲しい悲しい寂しい少女と無骨な刑事のお話です。
正直な所文庫本2冊分のボリームを1冊に纏められています。実は「姑獲鳥の夏」を読み始めるの1年以上掛かっていました。原因は導入部の退屈なお話が原因でしたが、文庫本2冊分以上ある「魍魎の匣」はすんなりと読み始める事が出来ました。

魍魎の匣
4061818120京極 夏彦

おすすめ平均
stars面白いしこわい
stars懐に打撃
stars「妖怪シリーズ」という表現は不適切と思います。喰わず嫌いを増やすだけじゃないでしょう
stars心地よい不安感
starsうーん

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京極夏彦氏の作品には読む順序有ると言われています。この「魍魎の匣」で、初めてキャラクターの詳細が知らされます。個人的にはなんと言っても「榎木津」がいい味を出していると思います。

この「魍魎の匣」では如何にして新興宗教が創設され教祖が深い悩みに悩まされる描写はストリーに厚みを付けていると思います。半分くらい読んだ所から読むのを止める事が出来ない位引き込まれた作品でした。後半の部分では予想が付く展開でしたが、とても満足出来る作品です。

この作品では、登場人物の強い想いが悲しい事件を引き起こす。とても悲しいストーリーでは有りますが、京極堂が憑物落しをしていく展開は読み応えがあり、犯人に対しても慈悲深い京極堂がとても印象深い作品でした。

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